【アップデート】産業向けIoTサービスのAWS IoT SiteWiseで5つの新機能と新しい料金体系が発表されました #reinvent

【アップデート】産業向けIoTサービスのAWS IoT SiteWiseで5つの新機能と新しい料金体系が発表されました #reinvent

Clock Icon2019.12.02

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どうも!大阪オフィスの西村祐二です。

AWS IoT SiteWiseはまだプレビュー状態ですので、触ってみたではなく、こんな発表がありましたという紹介になります。

アップデート情報を確認していると下記ポストを見つけました。

Announcing five new features and updated pricing for AWS IoT SiteWise

プレビュー状態ですが、かなり大きなアップデートで力の入れようが伺えますね、GAはやくきてほしいですね!

産業向けのIoTがもっともっと進んでほしいという願いもこめて、ブログ化してみます。

AWS IoT SiteWiseとは

AWS IoT SiteWiseは、大規模な産業用機器からのデータの収集、保存、整理、監視を簡単に行えるマネージドサービスです。産業施設全体の機器を簡単に監視して、機器やプロセスの故障、生産の非効率性、製品の欠陥などの無駄を特定できます。

https://aws.amazon.com/jp/iot-sitewise/

新機能

1. MQTTまたはREST APIを使用してAWS IoT SiteWiseでデータを収集し、時系列データストアに保存できるようになりました

AWS IoT SiteWiseゲートウェイソフトウェアを使用してOPC-UAを通じて産業機器からデータを収集するためのサポートプロトコルに追加されました。

2. 数十万の資産の階層にまたがることができる工業施設の表現またはモデルを作成できるようになりました

モデルを使用して、単一のセンサー、組立ライン、またはサプライチェーンを表すことができます。機器データをこれらのモデルにリンクし、管理されたスケーラブルで効率的な時系列データストアに時系列としてデータを保存することができます。

3. 数学演算子と統計演算子の組み込みライブラリを使用して、機器データをデータ変換したり、メトリックを計算できるようになりました

これにより、生産プラントの全体的な機器の有効性(OEE)などの一般的な産業指標を作成および監視することできます。すべての機器データと計算されたメトリックは、時系列データストアに保存されます。

4. AWS IoT SiteWise内から、機器にリンクされた測定値と計算されたメトリックスを含むライブデータストリームを公開できるようになりました

AWS IoT Coreを介してこれらのデータストリームへのMQTTサブスクリプションを設定し、カスタムアプリケーション内でそのデータを使用できます。

5. 新しい機能「SiteWise Monitor」を提供し、AWS IoT SiteWiseに保存されている機器データを企業内のユーザーに可視化する完全に管理されたWebアプリケーションを作成できるようになりました

SiteWise Monitorを使用すると、ユーザーはAWS IoT SiteWiseに取り込みモデル化した機器データを自動検出し表示することができます。

データをほぼリアルタイムで表示したり、複数の機器やさまざまな期間の資産データの履歴を比較、分析したりできます。

その後、ダッシュボードを作成してデータを整理し、そのダッシュボードを社内の他のユーザーと共有することもできます。ユーザーは、AWSシングルサインオンを介して企業の資格情報でサインインすることにより、デスクトップ、タブレット、またはスマートフォン上の任意のブラウザーからSiteWise Monitorにアクセスできます。

新しい料金体系

今までの 取得またはスキャンされたデータの量による課金ではなく、メッセージの数に基づいて、AWS IoT SiteWiseからのデータの取り込みと出力に対して課金されるようになりました。

  • データ処理に関する料金は、計算で使用されるデータの量ではなく、データに対して実行される計算の数(*、+、平均など)に基づいて課金されます。

  • 新しいSiteWise Monitor機能は、1か月以内に一意のアクティブユーザーごとに課金されます。

  • データストレージの価格の変更はありません。

  • 現在(2019/12/1時点)、プレビュー中はAWS IoT SiteWiseを使用しても料金はかかりません。

ただし、他のAWSサービスの料金はかかります。詳細については、価格ページをご覧ください。

今回のアップデートによるAWS IoT SiteWiseの内部変化

今回のアップデートを反映してサービスサイトのAWS IoT SiteWiseの内部構成が、Model、Store、Monitorに変更されています。

よりイメージしやすい名前になったり、 Storeでは時系列なデータストアを内部でもつようになったりと、アップデートされています。

Monitorに関しては今回のアップデートで追加されたSiteWise Monitorをさすと思われます。

サービス発表から追いかけている人は内部構造の変化もアップデートしましょう!

下記画像はサービスサイトから引用

昔のサービス概要図は下記になります。

AWS IoT SiteWiseを使いたい!という方は

こちらからプレビュー申請しましょう!

そして、こんな機能がほしいであったり、気になるところはどんどんフィードバックしていきましょう!

さいごに

プレビュー状態のサービスですが、かなり大きいアップデートですね!

今まで、機能不足や料金で利用の検討から外していた場合は今回のアップデートを機会に再度利用を検討してみてはいかがでしょうか。

また、現在(2019/12/1時点)ではプレビュー中なのでAWS IoT SiteWiseを使用しても料金はかかりません。

この機会を活用して、どんどんフィードバックしましょう!

だれかの参考になれば幸いです。

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